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投稿者: ななしのよっしん 2024/06/27(Thu) 17:02:13 ID:ALu4vVHf | |
スマホの地図を頼りにお店へと向かう…。 初めてのホストでそれも初回で1人。 でも私は度胸が座ってるからなんて事はない。 たーくんに会う事だけにドキドキしていた。 勝手に来てしまった。 このビルだ… 「いらっしゃいませ!」 「あ、初めてなんです…」 「初回一名様ご来店!」 奥からいらっしゃいませ~!っと独特な声が聞こえた…。 「初回のお客様には身分証を‥」 えっ。知らなかった‥身分証はあるけどそれには私の秘密が‥。 「あの。ホストの方に住所や年齢等は内緒にしてもらえます?」 「勿論でございます!」 内勤?の方を信用して渡す‥。 「はい。確認できました。 こちらへどうぞ‥」 1番手前の席に案内され、お酒のオーダーの仕方などを教えてもらう。 とにかく三千円らしい。 指名も一名までは無料‥。 「指名は?」 「‥‥いません‥‥」 来た事がうしろめたくて、もうできたらこのまま帰ってしまいたくなるくらい恥ずかしくて 悲しかった。 こんな、きらびやかな世界で働いてるのか‥。 もうたーくんに会わないでこのまま帰りたい‥。 「はじめまして」 顔を上げるといかにもホストな男の子が笑顔で立っていた。 目の前に座る。 お酒の話や、初回の事。 レンの事は勿論内緒で‥。 少ししてふと目線を感じると 彼が柱に隠れて顔だけヒョコっと出した 「なんで来てんねん」 おどけたような、困ったような、笑顔で言ったね。 「え!?レンの知り合いなの?」 「あ、まぁ…」 「こんな美人隠してたのかよー。お前は呼ばれてないから今は俺の番!」 「ゆな、俺、指名して」 指名した後も初回という事で10名位次々について回った。 お世辞だとわかっていても 綺麗だね。スタイルすごいね。 可愛すぎるー。 嬉しかった。 でもそんな言葉を聞きに来たんじゃないの。 ホストのレンくんにサヨナラする為に来たんだ。 |
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